お知らせ

ホームページ形式での更新は中止し、不定期にブログ形式で更新していきます。
今までのホームページは、計算ファイルのダウンロード先として利用していきますが、掲載内容等は変更します。

よろしくお願いします。

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落石対策便覧の改訂について(2017年)


ご無沙汰しております。
放置して申し訳ありません。
何かとバタバタしております。
バタバタですが、噂情報です。

去年ぐらいから、そろそろ落石対策便覧が改訂されるといわれつつ、延び延びになっていますよね。
やっと落石対策便覧の「改定案」に出会うことができました。

詳しくは分かりませんが、以下の内容が変わるみたいです。
※噂も入っていますので、実際自分の目で確かめてから判断してください。

・性能照査の追加
 →道路協会の改訂でお決まりの性能照査が追加されたっぽいです

・ポケット式落石防止網工の計算方法
 →日本道路協会に掲載されていた公式見解どおり

・ポケット式落石防止網工の支柱高の決め方
 →具体的に明記されているっぽです

・落石防護柵の柵高の決め方

 →どうやら選択肢が増えたっぽいです

全体的に見て、昔「道路土工 切土工・斜面安定工指針」が出たときのような衝撃は無いように思います。

最終的にどのような改訂になるかは分かりませんが、最低でも「道路土工 切土工・斜面安定工指針」に準拠しておけば問題なさそうな予感です。

予感ですので、どうか分かりませんが。

以上、参考にしてください。
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落石対策の参考書(その3)


落石対策の参考書追加しました。

いつの間にか、こういったものが“公益社団法人 地盤工学会”から出ていたんですね。
急いでAmazonのここから購入しました。
田舎に住んでいると、Amazon便利です。

落石対策工の設計方法と計算例

到着して内容を確認したのですが・・・
以前紹介したこれと内容はほとんど同じですね。
あとは、各メーカー品の計算例が載っているのが“新しい”感じです。

引用文献としてストックですね。
では。

落石調査について(その1)


落石対策の設計に欠かせない落石調査について、少し書いてみます。

今回は、”比較的小規模”な浮石・転石に着目します。

対策工の設計については、みなさんすごく勉強されていると思いますし、各メーカーさんも研究熱心です。
また、保全対象についても、十分チェックしています。

しかしながら、落ちてくる「物」については、以外とあっさりと終わらせていませんか?
例えば、一昔前の落石対策工の設計では、ろくに調査もせずに、”重量1tfの転石が40m落下してきたと想定する”とかで設計していることが多くありませんでしたか?
こんなことでは、「重量1tfの転石ってどこにあるの?」と聞かれても、「ここです!」なんて答えられませんよね。
また、「1個や2個なら、除去した方が早いんじゃないの?」なんて質問も、最近では良く聞きます。

まさにその通りです。
現地に行って、1個2個の転石を見つけただけで調査を終わらせるのはナンセンス。
また、小さいからといって、記録を取らないのもナンセンスです。

調査は”浮石・転石が存在する”というのを説明できるような”写真”と”数”が必要です。
”φ20cm程度の転石が広く分布する”という文章だけでは説得力に欠けます。
ちゃんと、広く分布している写真を撮っておきましょう!
分布を調べるのは、”対策範囲を決めるにあたってとても重要なこと”です!

”数”については、数個しか調べていないと、「個別に除去するなり抑えるなりすればいいのでは?(発生源対策)」と言われたときに何も言えません。
”落石防護柵のような線対策””覆式落石防止網工のような面対策”は、「個別対応じゃらちがあかないね」と印象づけるだけの”数と分布”が必要です。
また、発生源対策を行う場合と待受対策を行う場合の比較検討にも、”数”は重要です。

※発生源対策と待受対策について
<発生源対策>
 落石の発生をなくす工法である。除去や固定が主体となる。固定工法としては、ロープ掛工や根固工、接着工法などがある。比較的大きな浮石・転石には経済的であるが、数が多い場合は待受対策との比較検討が必要となる。
<待受対策>
 落石が発生した場合に保全対象物付近で受ける工法である。落石防護柵工やポケット式落石防護網工が代表的な工法である。比較的小さな浮石・転石には経済的であるが、大きくなると発生源対策と組み合わせた比較検討が必要である。

小規模な浮石・転石の記録というのか、以下の写真のような大きさが下限だと思います。
だいたい、10cm~20cmぐらいです。

<小規模な浮石・転石写真例>
落石調査

撮影後は平面図に写真撮影位置を入れて、大きさや数などを整理すれば、立派な”根拠”になります。
”保全対象物付近に落ちてきている落石実績”などがあれば、更なる”根拠”になります。

また、一般的な落石防護柵の可能吸収エネルギーである”50kJ程度”は、φ40cm程度の浮石・転石が40m落下してきたときの落石エネルギーぐらいであります。
よって、φ30cm~φ50cm程度の大きさの浮石・転石は、特に注意して記録と撮影をしましょう。

■まとめ(小規模な浮石・転石の場合)
1.落石対策を行うのであれば現地調査を行う。→対策が必要であるという根拠
2.大きい小さいにかかわらず、記録と写真撮影は必ず行う。→対策規模を決定する根拠
3.できる限りたくさんの写真を撮る。→工法選定時の重要な要素
4.広く分布するのであれば、その証拠となる写真を撮る。→対策範囲の根拠
5.落下実績もあれば説得力がある。→対策が必要であるという更なる根拠
6.可能であれば尾根付近まで調査する。



私が落石調査に行ってチェックする項目を以下に書いておきます。
参考にしてみてください。
(注:あくまでも参考です。対策方針によっては、記録項目が変わります。)

■調査時に必要な記録項目(参考)
1.浮石・転石の大きさ(縦×横×奥行)
2.平面位置(標高は重要)
3.安定度の判断(落石対策便覧,P53を参考に)
4.可能であれば分布位置の斜面勾配(発生源対策の検討時に必要)
5.斜面全体の状況(等価摩擦係数の根拠:写真を撮っておく)
6.保全対象物と既設構造物の確認(写真を撮っておく)
7.保全対象物付近の状況(待受対策が設置可能かの判断)
8.大きな浮石・転石にはマーキングを行い、確認しやすいように配慮する。
9.大きな浮石・転石はスケッチを行い、形状の記録を行う。

※大きな浮石・転石については、発生源対策の検討用に詳細な記録が必要。

<安定度の判断例>
fc2blog_20140919160542766.jpg
「落石対策便覧」平成12年6月,社団法人日本道路協会,P53

以上、参考にしてみてください。

落石対策の参考書(その2)


皆さん、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?
当方は、ゴタゴタはありましたが、比較的ゆっくりと過ごせました。
楽しかった休みも終了して、そろそろ今年度も本格的にスタートです。



私の落石対策の参考書(その2)です。

これは、計算例が載っているため、自前の計算ファイルを作成する場合に、大変重宝します。

計算例が載っている文献って、計算過程が端折られていることが多いですよね。

この文献もある程度は端折っていますが、本当にいつもお世話になっています。

私が購入したときは、3,500円(税抜)でした。

少し大きな書店には、結構な確率で置いてあります。

fc2blog_20140508121345c0a.jpg

「落石対策工設計マニュアル」
平成14年5月
著者:勘田益男
理工図書


探してもネットに目次がなかったので、汚いですが写真で載せておきます。

fc2blog_20140508122548039.jpg

fc2blog_20140508122806a46.jpg


緩衝杭の設計など、かなりマニアックなものまで載っていますので、是非見てみてください。

では。

落石対策の参考書(その1)

仕事で分からないことがあったりした場合、GoogleやYahoo!で検索して解決していくことがありますよね。

でも、落石については、ネットで検索するよりこの本を見た方が早いかもしれません。

普段疑問に思っていることが、大抵載っています。

私が購入した当初は、3,000円(税込)でした。

この内容で3,000円はかなりお得です。

fc2blog_2014042821000300f.jpg
「落石対策Q&A」
平成21年12月
愛媛大学防災情報研究センター
社団法人地盤工学会四国支部


ここには、最近まで話題であった「ポケット式落石防止網工」の「衝突前後のエネルギー差:EL」について、詳しく記載があります。

技術者としては、目を通しておく必要があると思います。

見たことが無い方は、是非見てみてください。

購入は、「愛媛大学工学部 環境建設工学科 地盤防災研究室」に連絡すれば、対応してくれると思います。

参考として、リンク(いさぼうネットのリンクになります)を張っておきます。

目次も載っています。

「落石対策Q&A」の概要


ではまた。

プロフィール

斜面設計屋

Author:斜面設計屋
土木設計をしていますが、ほとんどが斜面対策設計です。
地すべり、崩壊、災害、落石、岩盤崩壊等々・・・
仕事をしていて思ったのですが、実務の参考になる書籍やサイトが無い!
ですので、私が体験談を書いてみることにしました。
私が書く事が正しいとは限りませんので、皆さんの自己判断で参考にいしてみてください。

現在は「アライズ設計事務所」という個人の設計事務所をやっておりますので、疑問点等がありましたら、遠慮無く相談ください。

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連絡が入り次第こちらの連絡先を案内しますので、詳細な問い合わせはその連絡先よりお願いします
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